テコンドー

今回は、オリンピックのテコンドーを紹介します。

テコンドーは古くから朝鮮半島に伝わる武術が原型と言われており、韓国の国技として普及しました。現在、世界テコンドー連盟には200カ国以上が加盟し、競技人口は7000万人以上という国際的なスポーツへと発展を遂げています。
オリンピックでは2000年のシドニー大会から正式競技となりました。また、東京2020大会ではパラリンピックにテコンドー競技が初めて採用されます。

選手は頭からすっぽりかぶる道着を着て、ヘッドギア・胴プロテクターなどを装着し、1対1の個人戦を行います。ボディへのパンチと腰から上へのキックが決まれば得点となりますが、なかでも「かかと落とし」や「後ろ廻し蹴り」などの華麗な大技は得点も高く、見どころの一つです。

東京オリンピックでは金メダルを取る

JOC強化指定選手で東京都出身の鈴木セルヒオ選手は、テコンドー競技について「多彩な蹴り技と最後まで勝負が分からないところがテコンドーの魅力です。練習と試合を重ねていくごとに、心身ともに成長していることを実感できます」と語っています。また、東京2020大会への意気込みについては、「東京オリンピックの金メダルは僕がいただきます!」と力強い一言。前回リオ大会のアジア地区選考会で惜しくも出場を逃した雪辱を期します。

大きな活躍が期待される日本代表選手を、皆さんぜひ注目してください。

鈴木セルヒオ選手

写真提供 全日本テコンドー協会

(広報東京都平成29年6月号掲載)

この競技の紹介ページへ