スケートボード

今回は、オリンピックのスケートボードを紹介します。

スケートボードは若者を中心に世界中で人気のあるローラースポーツの一つで、オリンピックの競技としては、東京2020大会から採用されます。 さまざまなトリック(技)を披露して難易度を競い合い、高さ、技が成功した確率、技の構成、スピード、オリジナリティなどを総合的に評価する採点競技です。各要素の組み合わせによる選手の個性のアピールも高い評価を得るための重要なポイントです。競技は「パーク」「ストリート」の2種目で行われます。
「パーク」はお椀型のボールや深皿型のプールなどを中心にR斜面(コースの中で湾曲した滑走面)を複雑に組み合わせたコンビプールと呼ばれるコースを使用します。傾斜を一気に駆け上がって空中へ飛び出す美しい「エア・トリック」が技の中心となります。高速での空中浮遊や、体操競技のような回転技が見どころです。
「ストリート」は街なかに存在する階段や縁石、坂などを模したコースを使用します。手すりや段差を飛び越える際に、スケートボードを一旦足から離して複雑に回転させるような、バランスコントロールが難しい技ほど高評価となります。選手自身が回りながらスケートボードを回し、回し方も水平、縦、横とまさに三次元。鮮やかなテクニックに意表を突かれます。

見たこともないようなトリックを

競技中の池田選手

池田選手

池田選手

東京都出身の池田大亮選手は、「母国開催の東京2020オリンピックでは今までやってきたトレーニングの成果を発揮し、皆さんが見たこともないようなトリックを見せたいと思っています。スケートボードは迫力がありダイナミックな技が多く飛び出すので、ぜひ見に来て下さい」と語っています。
大きな活躍が期待される日本代表選手を、皆さんぜひ注目してください。

(広報東京都平成31年4月号掲載)

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