ゴルフ

今回は、オリンピックのゴルフを紹介します。

ゴルフは、クラブで静止したボールを打ち、直径108ミリメートルの小さな穴(カップ)まで、いかに少ない打数で入れられるかを競う競技です。オリンピックでは、1900年パリ大会と1904年セントルイス大会で開催された後、競技から除外されていましたが、2016年リオデジャネイロ大会で112年ぶりに復活しました。 ゴルフコースではホールごとに距離や地形が異なり、砂地(バンカー)、池などの障害物、芝の状態、風の強さや方向などさまざまな自然条件の中で行われます。競技は1ラウンド18ホールで構成され、男女ともに4日間で4ラウンド72ホールをプレーし、合計打数の少ない順に上位となります。なお、同位に複数選手がいる場合、通常の大会は1位のみをプレーオフ(延長戦)で決定しますが、オリンピックでは、2位や3位までプレーオフで決定します。
クラブは最大14本まで持ち歩くことができ、ボールを遠くまで飛ばせるドライバー等のウッド類や、正確性を重視するアイアン類、パター等それぞれ用途が異なります。選手が状況に応じてどのクラブでどのような攻め方をするか、1打1打の判断力とテクニックが競技の見どころです。

生まれ育った東京で、金メダルを

写真提供 日本ゴルフ協会

写真提供 日本ゴルフ協会

JOC強化指定認定選手で今年日本人5人目の米国ツアー優勝を果たした東京都出身の小平智選手は、「自分も小さい頃からオリンピックを見ていて、いつか出てみたいと思っています。国をあげての祭典だからメダルを取れれば英雄だし、とても名誉なことだと思います。自分の生まれ育った東京での開催なので、出場して金メダルを目指したいです」と、意気込みを語っています。
大きな活躍が期待される日本代表選手を、皆さんぜひ注目してください。

(広報東京都平成30年7月号掲載)

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