自転車競技

今回は、オリンピックの自転車競技を紹介します。

自転車はヨーロッパで発明され、貴族階級の間でスポーツとして楽しまれていました。オリンピックでは、第1回大会の1896年アテネ大会から正式競技として採用されています。競技は、コーナー部分に外側が高くなるような傾斜がついたトラックで実施されるトラックレース、一般公道で実施されるロードレース、起伏に富んだコースで実施されるマウンテンバイクとBMX(バイシクル・モトクロス)の4つに大別されます。 このうちトラックレースは最も種目数が多く、東京2020大会から追加される2人1組のペアで選手が交代しながら走るマディソン、日本発祥のケイリンなど、男女それぞれ合計6種目あります。
BMXは、ゴールへの着順を競うBMXレースに、新たにBMXフリースタイル・パークが追加され東京2020大会から2種目になりました。曲面やスロープを複雑に組み合わせた施設で1分間にトリック(ジャンプ、空中動作、回転などの技)をいくつも行い、その点数を競います。
巧みなコーナリング、ポジション争いの駆け引き、繰り出される華麗な技の数々など見どころ満載です。

1日1日を大切に

競技中の写真 先頭が古山選手 写真提供 日本自転車競技連盟

先頭が古山選手
写真提供 日本自転車競技連盟

古山選手 写真提供 日本自転車競技連盟

古山選手
写真提供 日本自転車競技連盟

東京都出身の古山稀絵(ふるやまきえ)選手は、「私が専門とするトラックレース・チーム・パシュートはチーム4人の力を合わせて走る種目です。対戦では最後まで何が起こるか分からず目が離せません。東京2020大会ではそんなドキドキするレースを見せることができるよう、1日1日を大切に過ごしていきたいと思っています」と語っています。
大きな活躍が期待される日本代表選手を、皆さんぜひ注目してください。

(広報東京都平成30年10月号掲載)

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