カヌー

今回は、オリンピックのカヌーを紹介します。

カヌー競技がオリンピックの正式種目となったのは、1936年ベルリン大会からです。1948年ロンドン大会からは女子種目も追加されました。
カヌーはボートと違い、漕ぎ手が艇の進行方向に向いていることが特徴です。

甲板が無く片端に水かきがあるパドル(櫂)を使う「カナディアンカヌー」と、こぎ手が座るコックピット以外は甲板で覆われ、両端に水かきのあるパドルを使う「カヤック」があります。種目は「カヌースラローム」と「カヌースプリント」の2種目です。
2016年のリオ大会で銅メダルを獲得した「カヌースラローム」は、変化に富んだ流れのある川で、吊るされたゲートを通過する技術と所要時間の両方を競う競技です。1艇ずつスタートし、ゲートに接触したか、非通過のゲートが有るか否かによる減点と所要時間を計算し、順位を付けます。
「カヌースプリント」は、200m、500m、1000mの直線コースをいかに速くこぐかを争う競技です。

東京2020大会で、最高の姿を見せる

リオ2016大会銅メダリストの羽根田卓也選手は、東京2020大会への意気込みについて、「前回のリオオリンピックではメダル獲得により、たくさんの方々にカヌースラローム競技を知っていただけました。今度の東京2020大会では日本初の人工カヌースラロームコースが葛西臨海公園の隣接地に建設されます。オリンピックという素晴らしい舞台で国民の皆様にカヌースラローム競技を直に観ていただけること、また自分も選手として挑戦できる事を本当に幸せに思います。その舞台で最高の姿を見せることができるよう頑張ります」と語っています。

東京2020大会において大きな活躍が期待される日本代表選手を、皆さんぜひ応援して下さい。

羽根田卓也選手

写真提供 日本カヌー連盟

(広報東京都平成29年4月号掲載)

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