アーチェリー

今回は、オリンピックのアーチェリーについて紹介します。

アーチェリーは、弓で矢を放ち、得点を争う競技です。直径122cmの的は、中心から外側に向かい得点となる円の帯が並んでおり、中心が最高の10点で、一番外側が1点です。男女とも70m先の的を狙います。1人72射のランキングラウンドで全選手の順位を決定し、個人戦・団体戦ともにその順位により組み合わせを決め、勝ち抜きトーナメント戦を行います。

個人戦は1セット3射の合計点でポイントを決定し(勝ち2、負け0、引き分け1)、6ポイント先取で勝ちとなります(最大5セット)。団体戦は1セット6射(3競技者×2射)でポイントを決め、5ポイント先取で勝ちとなります(最大4セット)。正確に矢を射り、勝負に勝つためには、弓をコントロールする強靭(きょうじん)な筋力、そしてプレッシャーに打ち勝つ強い精神力が求められます。

東京大会で日本アーチェリー界初の金メダリストの誕生を

山本博選手

1984年ロサンゼルス大会で銅メダル、2004年アテネ大会で銀メダルを獲得した山本博選手は、「過去のオリンピックで日本の選手が獲得したメダルの色は銀メダルが最高です。東京大会で日本アーチェリー界初の金メダリストが誕生して、メインポールに日の丸がなびき、君が代がスタジアムに奏でられるという夢を、今も追い続けています」と語っています。

2020年大会を目指す日本のアーチェリー選手の活躍に、皆さんぜひ注目して下さい。

(広報東京都平成27年6月号掲載)

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