東京都が整備する競技会場等の施設配置の変更

東京都が整備する競技会場等の施設配置を変更しましたので、ご案内します。

1.大井ホッケー競技場

都立大井ふ頭中央海浜公園に整備する「大井ホッケー競技場」は、立候補ファイルでは公園内の既存の野球場位置にメインピッチとサブピッチを恒久施設として整備する計画でした。地元からの要望もあり、野球場の利用者への影響を極力抑制するために施設配置を変更した結果、メインピッチは第一球技場などの位置に新設し、サブピッチは第二球技場を改修して活用することとしました。

大井ホッケー競技会場について。アクセスマップと会場図立候補ファイル時と配置変更後の写真

大井ホッケー競技会場の計画概要

2.夢の島公園(アーチェリー会場)

都立夢の島公園に整備するアーチェリー会場は、立候補ファイルでは公園内の円形広場南側に恒設の予選会場と仮設の決勝会場を整備する計画でした。会場再検討の結果、公園内に整備を予定していた夢の島ユース・プラザ・アリーナA及びBの新設を中止するとともに、夢の島競技場で実施予定であった馬術の競技会場を馬事公苑に変更したことから、公園全体の施設配置の変更が可能となりました。そのため、公園の緑や利用者への影響に配慮し、公園全体で最適な施設配置について検討を行った結果、予選会場(新設)は円形広場の位置に、決勝会場(仮設)は陸上競技場の位置に配置することとしました。

夢の島公園(アーチェリー会場)のアクセスマップと会場図立候補ファイル時と配置変更後の写真及び計画概要

3.有明テニスの森公園

有明テニスの森公園は、立候補ファイルではセンターコートとして既存の有明コロシアムを使用するとともに、公園内のテニスコートを再整備し、計35面とする計画でした。競技団体や地元の要望もあり、テニスコートの減少数を最小限にとどめるとともに、既存のイベント広場を残すよう整備計画を見直しました。その結果、公園内のテニスコートは、大会時は37面として整備しますが、大会後は現状と同じ49面に復旧することとし、また、イベント広場は、大会時はショーコート2を整備しますが、大会後はイベント広場機能を回復します。

有明テニスの森のマップと立体図有明テニスの森の配置変更図計画概要

4.国際放送センター(IBC)/メインプレスセンター(MPC)

東京ビッグサイトは、立候補ファイルは、フェンシングなど3つの競技とIBC/MPCの会場として、東展示棟、西展示棟、会議棟のすべての既存施設を使い、また、新たに「拡張棟」を増築してMPC専用施設としての使用も想定しつつ、大会終了後には展示施設として有効活用する計画でした。
開催決定後、国際オリンピック委員会(IOC)や組織委員会との調整の中で、IBCのスペースが狭隘なことから、平成27年6月に、3競技会場を幕張メッセに変更して、IBCは東展示棟に集約して配置することとしました。
また、MPCの配置については、平成27年11月のIOCとの調整において、IBCの配置変更に伴って余裕が生まれた会議棟と、西展示棟のスペースでMPCの配置が可能であり、これまで予定していた「拡張棟」は、MPCとしては使用しないことが確認されました。
拡張棟は、引き続き、本来の展示施設として、将来の産業振興に有効活用できるよう、整備を進めていきます。

IBC、MPCの施設配置の変更