テコンドー

今回は、パラリンピックのテコンドーを紹介します。

パラテコンドーは、2009年に初の世界選手権が実施された新しい競技です。種目は、キョルギ(組手、身体障害のある選手対象)と、プムセ (型、知的障害選手対象) があり、東京2020パラリンピックでは、キョルギが初めて正式採用されることになりました。
一般的なルールはおおむね健常者テコンドーと同じで、1試合につき2分間のラウンドを3ラウンド行い、ポイント数を競う「ポイント制」で勝敗を決めます。3ラウンド終了時点で同点の場合は、時間内に1点先取した選手が勝ちとなるゴールデンポイントラウンドに進みます。その時間内に勝敗が決まらない場合は、主審のジャッジにより勝敗が決まります。
また、攻撃で倒れた後10カウント以内にファイティングポーズが取れない場合の「KO」や、セコンドが試合を中止させる「TKO」でも勝敗が決まります。
攻撃は選手の着用するプロテクターに対してのみ可能です。パラテコンドーの特徴として、頭への攻撃が禁止されています。相手のプロテクターにクリーンヒットする華麗な足技や突きは必見です。

満員の会場の中で金メダルを

全日本テコンドー協会

写真提供 全日本テコンドー協会

全日本テコンドー協会の伊藤力(ちから)選手は、東京2020大会への意気込みについて、「華麗な足技がテコンドーの魅力の1つですが、パラではさらに各々の障害を活かした戦略性にも注目してもらいたいです。2020年までに競技体験を積むとともに、普及活動も行い、満員の会場の中で金メダルを取れるように頑張ります!」と語っています。   
 
大きな活躍が期待される日本代表選手を、皆さんぜひ注目して下さい。

(広報東京都平成30年3月号掲載)

この競技の紹介ページへ