シッティングバレーボール

今回は、パラリンピックのシッティングバレーボールを紹介します。

シッティングバレーボールは、座った姿勢で行う、障害がある人もない人も共に楽しむことができるバレーボールです。1956年に、戦争によって体が不自由になってしまった人々により、オランダで考案されたスポーツで、パラリンピックの正式種目となったのは1980年のことでした。
ボールはオリンピック競技と同じバレーボール球を使用しますが、コートの広さは一般のバレーボールコートよりも狭く、ネットの高さも座位で行えるよう低く設定されています。
試合は国際バレーボール競技規則に準じてラリーポイント制・5セットマッチ(3セット先取で勝利)で行われます。サーブ、ブロック、スパイクなどの際は、立ち上がったり飛び跳ねたりして床から臀部(でんぶ)を浮かすと反則になりますが、レシーブの際だけ短時間の臀部の離床が認められています。

スピード感と頭脳プレー、技の妙を感じるスポーツ

(c) 東京マラソン財団

写真提供 日本パラバレーボール協会

東京都出身の齊藤洋子選手は、東京2020大会への意気込みと競技の魅力について、「『1日に1つシッティングバレーボールの事を考えて千個蓄積し、出来ないことは1万回の練習で克服し、長所は1万回の練習で自信に変える』選手全員で掲げる目標です。私たちは、品格あるアスリート集団として2020東京大会に向けて一丸となり頑張ります。シッティングバレーボールは、スピード感と頭脳プレー、技の妙を感じていただけるスポーツです」と語っています。
大きな活躍が期待される日本代表選手を、皆さんぜひ注目してください。

(広報東京都平成28年10月号掲載)

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