ボッチャ

パラリンピックのボッチャについて紹介します。

ボッチャは、ヨーロッパで生まれたスポーツで、1988年のソウル大会からパラリンピックの正式種目となりました。
ジャックボール(目標球)と呼ばれる白いボールに、赤・青のそれぞれ6球ずつのボールを投げたり、転がしたり、他のボールに当てたりして、いかに近づけるかを競います。男女の区別なく障害の程度によってクラス分けされ、個人・ペア・チーム(3人)の3種目を行います。
障害によって手で投げることができない選手は、足でボールを蹴ったり、介助者とともに「ランプ」と呼ばれる滑り台のような投球補助具を使うことができます。ただし、介助者は選手の指示に従い「ランプ」の角度や高さを調節することはできますが、選手へのアドバイスなどは禁止されています。

努力を諦めずパラリンピックに出場できるよう頑張ります

(c)日本ボッチャ協会

(c)日本ボッチャ協会

仁川2014アジアパラ競技大会で団体4位入賞を果たした、都立小平特別支援学校に通う二澤歩海(にさわあゆみ)選手は、競技の魅力と今後の意気込みについて、「僕はボッチャと出会って6年。日々練習を積み重ね、アジアパラ競技大会に出場することができました。僕が感じるボッチャの魅力は、障害が重くても努力するとチャンスがつかめる競技だということです。これからも努力を諦めず、パラリンピックに出場できるよう頑張っていきます」と語っています。
今後大きな活躍が期待される日本選手を、皆さんぜひ応援して下さい。

(広報東京都平成27年1月号掲載)