パラリンピック競技コラム

2020年東京パラリンピックでの実施競技は現時点では22競技あります。
その中で「広報東京都」で紹介した競技コラムをまとめました。

パラボートの様子

ボート

パラリンピックのボート競技は、2008年北京大会から正式競技となりました。日本はそれ以来、3大会連続で出場しています。 肢体不自由や視覚障害を持つ選手が対象となります。レースの距離は、昨年のルール変更により、1,000メートルからオリンピック同様の2,000メートルとなりました。

続きを見る

テコンドーの様子

テコンドー

パラテコンドーは、2009年に初の世界選手権が実施された新しい競技です。種目は、キョルギ(組手、身体障害のある選手対象)と、プムセ (型、知的障害選手対象) があり、東京2020パラリンピックでは、キョルギが初めて正式採用されることになりました。

続きを見る

バドミントンの様子

バドミントン

パラリンピックのバドミントンは、東京大会2020年で初めて正式競技となります。現在、国際大会などで行われている一般的なルールはおおむねオリンピックのバドミントンと同じで、1ゲーム21点マッチ方式で3ゲーム行い、2ゲーム先取で勝利となります。

続きを見る

車いすフェンシングの様子

車いすフェンシング

車いすフェンシングは、車いすに座った選手が、相手を剣で突いてポイントを競う競技です。基本的に一般のフェンシングと同じルール、用具で行われますが、「ピスト」という装置に車いすを固定し、上半身だけで戦うという特色があります。

続きを見る

アーチェリーの様子

アーチェリー

アーチェリーは、的を狙って矢を放ち、その得点を競い合う競技です。その歴史は、狩りや闘いの道具として弓矢が使用されていた時代にさかのぼりますが、スポーツとして本格的に行われるようになったのは1600年頃と言われています。その後、第二次世界大戦で負傷した患者のリハビリテーションとして行われるようになったのをきっかけに、障害者スポーツにも取り入れられるようになりました。

続きを見る

パラ射撃の様子

射撃

射撃はライフルまたはピストルで規定の弾数を撃ち、その得点を競い合う競技です。パラリンピックでは1976年のトロント大会から正式競技として採用されました。
撃ち方には、立って撃つ「立射」、うつ伏せで撃つ「伏射」、片膝を立てて撃つ「膝射」があります。車椅子の選手は、立射を車椅子に座った状態で、伏射をテーブルに両肘をついた状態で、膝射はテーブルに片肘をついた状態で撃ちます。

続きを見る

卓球の様子

卓球

パラ卓球は一般の競技規則に準じて行われますが、車いす使用の区分では、障害を考慮してサービスは、サイドラインを横切ったボールはノーカウントとなります。競技は、男女別に個人戦と団体戦があり、選手は障害の種類や程度、運動機能によってクラス分けされ、競技を行います。

続きを見る

柔道の様子

柔道

柔道は、視覚障害の程度別ではなく、オリンピックと同じように、体重別に試合を行います。男子は7階級、女子は6階級に分かれています。
ルールは視覚障害の選手が行うことを考慮し、一部が変更されています。最も大きな違いは、試合開始の方法です。最初から互いに相手の襟と袖を持ち、組み合った状態で試合を始めます。

続きを見る

自転車競技の様子

自転車競技

自転車競技がパラリンピックの正式競技となったのは、1984年のニューヨーク・エイルズベリー大会からです。
パラリンピックの自転車競技は大きく分けて2種類あります。ひとつは屋外の一般道を使用する「ロード」で、種目は「タイムトライアル」「ロードレース」「チームリレー」があります。

続きを見る

シッティングバレーボールの様子

シッティングバレーボール

シッティングバレーボールは、座った姿勢で行う、障害がある人もない人も共に楽しむことができるバレーボールです。1956年に、戦争によって体が不自由になってしまった人々により、オランダで考案されたスポーツで、パラリンピックの正式種目となったのは1980年のことでした。

続きを見る

馬術の様子

馬術

パラリンピック馬術は、人馬一体となった演技の正確性と芸術性を、男女混合で競い合う競技です。
種目は、「チームテスト、チャンピオンシップテスト」の二つの規定演技と、所定の課目を各自で選んだ楽曲に合わせて演技する「フリースタイルテスト」があります。

続きを見る

5人制サッカーの様子

5人制サッカー

5人制サッカーは、一般的にブラインドサッカーと呼ばれ、1980年代に視覚障害のある選手がプレーできるように考案され、ヨーロッパや南米を中心に広まった競技です。2004年のアテネ大会から正式競技となりました。

続きを見る

パラパワーリフティングの様子

パワーリフティング

パワーリフティングは、下肢障害者対象の種目で、障害の種類や程度によるクラス分けはなく、男女の体重別で試合を行います。
選手はベンチ上であお向けになり、上半身の力でバーベルを持ち挙げる「ベンチプレス」を行います。ラックから外したバーベルを静止させ、審判の合図で胸まで下ろし、胸上で静止させ、再び押し挙げることで1回の試技となり、3回の試技の総重量うち成功した最高重量で勝敗を競います。

続きを見る

車いすテニスの様子

車いすテニス

車いすテニスは1992年のバルセロナ大会から正式競技となっています。
コートの大きさやネットの高さ、ラケットやボールなどの用具は一般のテニスと同じですが、車いすテニス独自のルールとして、ツーバウンドでの返球が認められています。
 選手は軽量で操作性が高い専用の車いすを使用します。車いすを回転させ素早く向きを変えるなど巧みに操作し、熱戦を繰り広げます。
 男子は北京・ロンドン大会でシングルス金メダル、女子はロンドン大会でシングルス・ダブルスともにベスト8という成績を残し、日本人選手の活躍が期待される競技の一つです。

続きを見る

車いすバスケットボールの様子

車いすバスケットボール

車いすバスケットボールは1960年のローマ大会から正式競技となっています。コートの大きさやゴールの高さ、試合時間などはオリンピックのバスケットボールと同じです。ボールを持ったまま2回までこぐことができるなど、一部のルールは車いすの特性を考慮したものとなっています。
 ゲームは1チーム5人の選手が、1回10分のピリオドを4回行います。車いすは、回転性や敏しょう性があり、高さが調節できる専用のものを使用します。競技技術はもとより、車いすの操作性も重要な要素の競技です。

続きを見る

カヌーの様子

カヌー

パラカヌーは2016年のリオデジャネイロ大会から正式競技として採用されました。
この競技は200mのスプリントで競います。障害の程度によってA(胴体が動かせず肩の機能だけでこぐことができる選手)、TA(胴体と腕を使ってこぐことができる選手)、LTA(足、胴体、腕を使うことができ、力を入れて踏ん張るまたは腰かけて艇を操作できる選手)の3つのクラスに分かれます。

続きを見る

トライアスロンの様子

トライアスロン

トライアスロンは、スイム(水泳)、バイク(自転車ロードレース)、ラン(長距離走)の3種目を連続して行う競技です。その中で、障害の種類や程度に応じて、特別な道具の使用や用具の改造が認められている競技がパラトライアスロンです。パラリンピックでは、2016年リオデジャネイロ大会で初めて正式競技として実施されます。

続きを見る

車いすマラソンの様子

陸上競技(マラソン)

陸上競技(マラソン)の車いすクラスは、1984年ニューヨーク・アイスベリーパラリンピック(ロサンゼルス大会時)から正式種目となりました。選手はカーボンやチタンを使用し軽量化された「レーサー」と呼ばれる3輪タイプの競技用車いすを使用し、10数人の集団を形成して風の抵抗を避けながら、

続きを見る

ボッチャの様子

ボッチャ

ボッチャは、ヨーロッパで生まれたスポーツで、1988年のソウル大会からパラリンピックの正式種目となりました。
ジャックボール(目標球)と呼ばれる白いボールに、赤・青のそれぞれ6球ずつのボールを投げたり、転がしたり、他のボールに当てたりして、いかに近づけるかを競います。男女の区別なく障害の程度によってクラス分けされ、個人・ペア・チーム(3人)の3種目を行います。

続きを見る

ウィルチェアーラグビーの様子

車いすラグビー

車いすラグビーは、四肢に障害のある人向けに考案された、車いすで競技するチームスポーツです。パラリンピックでは2000年のシドニー大会から公式競技になりました。
この競技は1チーム4人で構成され、1試合で8分間のピリオドを4回行います。

続きを見る

ゴールボールの様子

ゴールボール

ゴールボールは、第二次世界大戦で視力を失った軍人のリハビリテーションプログラムとして考案され、その後スポーツとして普及していきました。1972年ハイデルベルグ大会で公開競技、1976年トロント大会で正式競技となりました。

続きを見る

水泳の様子

水泳

パラリンピックの水泳は競泳のみで、オリンピックのような飛込みや水球等はありません。オリンピックと同じ競技規則に準じて行われますが、障害の種類や程度によって一部の規則が変更されています。例えば、視覚障害選手の場合、ターンなどの際にコーチがタッピングバー(合図棒)で選手の身体に触れることが認められています。

続きを見る