セーリング(Sailing)

【 競技会場 : 江の島ヨットハーバー

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    • セーリング

      【概要】
      セールを流れる風の揚力を動力として、水上を滑走する速さ・技術を競う競技です。

      種目によって1~2人で小型セールボートに乗り、レース海面に設置されたブイを、決められた順序に決められた回数を回り、フィニッシュします。着順を点数化し、総得点が低いものから順位が決まります。

      種別 ヨット、ウインドサーフィン

      ここがポイント!

      他艇と成績を競うスポーツです。一方、その大前提として自然を相手に競うスポーツであることを忘れてはなりません。海というスケールの大きな競技エリアの中、天候、風の状況、潮流の影響、波の状態などを勘案してヨットのセッティングを行うことで、海や自然との一体感を感じられる、これがセーリングの魅力です。
      スタートの一番のポイントは速度、タイミング、位置。最も速いスピードでベストな位置から時間ピッタリにスタートすれば、その後のレース展開は有利になります。他艇との位置関係、コース取り、コース全体を俯瞰的に見る視点なども大切。選手たちは、場面ごとの判断で勝負を進めていくチェスや将棋のようなゲーム感で戦略と戦術を駆使しながらフィニッシュラインを目指します。そして何よりも鍛えられたアスリートであることが選手には求められ、ヨットのスピードを最大限に引き出すための瞬時の判断力、忍耐力、瞬発力、そして体力を総合的に競います。自然の真っただ中で安全にレース艇を走らせながら他艇と競い合う緊張感、種目を問わずこれがセーリングの醍醐味なのです。

      歴史

      ヨットの発祥はオランダといわれてます。その後、イギリスへ渡り普及しました。主に輸送や連絡などの実用的な用途に使われ、レジャーとして利用したのはイギリスのチャールズ2世が最初といわれています。
      オリンピックでは、1896年アテネ大会から正式種目です。しかし、この大会は天候が悪く中止され、幻となりました。1900年パリ大会から実施されています。競技で使用される艇の種類は、現在までに幾度か変更されています。
      1984年ロサンゼルス大会から、いわゆるヨットと呼ばれる種別に加え、ウインドサーフィンが採用されています。それを機に、ヨットからセーリングへと競技名も変わりました。

      詳細事項

      (2016年リオデジャネイロ大会時点)









      男女共通
      種目 470級男女 男女とも同じ道具
      RSX級男女
      49er級 / FX級 男女
      レーザー級/ラジアル級 男女
      この4艇種、8種目は同じハル(船体)を使い、上物のマストとセールのサイズを女子は小さいサイズを使っている
      概要

      1-2km直径のレースコース海面にブイを打ってコースを設定する。
      1人乗ディンギー 3クラス
      2人乗ディンギー 4クラス
      ウインドサーフィン 2クラス
      2人乗マルチハル 1クラス
      合計10クラスがある。

      同時にスタートし、指定されたコースを周回してフィニッシュで着順をつけ、得点に置き換えて合計10-12レースの予選シリーズを行う。決勝に残った艇でファイナルレースを行い、メダルを決定する。

      種目の詳細

      【RS:X級(1人乗り)】
      「アール・エス・エックス級」と呼ばれている。
      全長2.86m、全幅0.93m、重量15.5kgのウインドサーフィンボードを用いた種目。

      【470級(2人乗り)】
      艇の全長が4.7mであることから「ヨンナナマル級」と日本では呼ばれている。
      舵と主帆を操るスキッパー、前帆を操るクルーが乗り込むヨット種目。



      男子のみ
      種目の詳細

      【レーザー級(1人乗り)】
      世界で広く普及している種目。全長4.23m、幅1.37mのレースヨット種目。

      【49er級(2人乗り)】
      「フォーティーナイナー級」と呼ばれている。スキッパー、クルーともにトラピーズで体を支え、艇外に乗り出してバランスを取りながら操船する種目。全長4.99m、幅2.90mのヨットを使用。

      【フィン級(1人乗り)】
      セーリングでは最古の種目。全長4.51m、幅1.50mのレースヨット種目。



      女子のみ
      種目の詳細

      【レーザーラジアル級(1人乗り)】
      レーザー級の艇体をそのまま使い、セールの面積を約80%削減したヨットで行われる種目。

      【49erFX級(2人乗り)】
      「フォーティーナイナーFX級」と呼ばれている。スキッパー、クルーともにトラピーズで体を支え、艇外に乗り出してバランスを取りながら操船する種目。全長4.99m、幅2.90mのヨットを使用。男子の49e級と船体は同じだが、マスト高さ、帆面積が小さいクラス。



      男女混合
      種目の詳細

      【ナクラ17級】
      2016年のリオ五輪からセーリング競技の新艇種に採用された。カタマラン(双胴艇)を男女混合で操る種目。



      主なルール
      • 低得点方式
        1位=1点、2位=2点、3位=3点というように、順位が高いほど、低い得点を獲得する方式。合計得点が低ければ低いほど総合順位で上位になる。
      • セーリング競技規則
        競技の進行には、国際的な競技規則が採用されている。レース中の衝突・針路妨害などで不利を被った場合、レース後に抗議書を提出して、審判団(ジュリー)が面接審議を行い、判決が下される。
      • 海上判定システム
        最終レース(メダルレース)においては海上判定システムが採用されており、選手艇の後方を伴走する審判艇によって、その場で瞬時に抗議の判定が下される。面接審議を省いて、最終レース(メダルレース)終了と同時に最終順位が確定し、合理的にメダリストが決まる仕組みである。
      • ペナルティー
        スタートしなかった、フィニッシュしなかった、失格したなどの船艇には、ペナルティーとしてレースの参加艇数に1を加えた得点が課せられる。10艇が参加のレースでは11点が課せられる。
        救済が与えられた船艇には、救済の内容により決定した得点が課せられる。
      • 勝敗の決着方法
        風下に設置されたスタート地点から風上に向かっていっせいにスタートし、指示されたルートを回り、フィニッシュした順位を競う。低得点方式に基づき、第1レースから最終レース(メダルレース)までの合計得点が最も低いチームが優勝となる。

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